経済学

Tuckは経済学の教授陣の布陣が厚いです。DeanのSlaughter自身もマクロ経済学が専門ですし、看板教授のJoe Hall(ミクロ経済学)、Andrew Bernard(マクロ経済学)もいます。

1.  Countries & Companies in International Economies(教授:Andrew Bernard)

コアのGlobal Economics for Managersの発展版で、皆大好きAndrew Bernardが教鞭を取ります。主にケースを使って、為替リスクに対して、企業が取るべき戦略を緻密に分析します。またティファニーの日本法人の垂直統合の理論的メリットの分析や、米国に輸入される家電製品への関税がもたらしたことなど・・・。経済学の理論を、現実のケースに対して明確に結びつけることにおいて、Andrewの右に出る者はいないんじゃないかと思います。Tuckに入学されましたら、必ず履修して味わってください(笑)。

2. Growth Economics (教授:Davin Chor)

どうして日本含むいくつかのアジア諸国は経済成長を遂げたのか?アフリカの国々は高度成長を経験できないのか?その例外は?中所得国の罠とは?そんな疑問にコアのマクロ経済学の前提知識+理論とケースの両輪で挑んでいく授業です。

企業のグローバル展開のために必要な理論と知識が身に着くことは勿論ですが、今年度は、韓国、ソ連、ボツワナ、ロシア、日本、アイルランド、ブラジル、南アフリカ、デンマーク、エストニア、マレーシア、サウジアラビア・・・などなど。全然馴染みのない国も含めて、それぞれの国の歴史、政府の仕組み、抱える問題点を学んでいくのは、純粋に面白かったです。