経済学

Tuckは経済学の教授陣の布陣が厚いです。DeanのSlaughter自身もマクロ経済学が専門ですし、看板教授のJoe Hall(ミクロ経済学)、Andrew Bernard(マクロ経済学)もいます。

1.  Countries & Companies in International Economies(教授:Andrew Bernard)

コアのGlobal Economics for Managersの発展版で、皆大好きAndrew Bernardが教鞭を取ります。主にケースを使って、為替リスクに対して、企業が取るべき戦略を緻密に分析します。またティファニーの日本法人の垂直統合の理論的メリットの分析や、米国に輸入される家電製品への関税がもたらしたことなど・・・。経済学の理論を、現実のケースに対して明確に結びつけることにおいて、Andrewの右に出る者はいないんじゃないかと思います。Tuckに入学されましたら、必ず履修して味わってください(笑)。

2. Growth Economics (教授:Davin Chor)

どうして日本含むいくつかのアジア諸国は経済成長を遂げたのか?アフリカの国々は高度成長を経験できないのか?その例外は?中所得国の罠とは?そんな疑問にコアのマクロ経済学の前提知識+理論とケースの両輪で挑んでいく授業です。

企業のグローバル展開のために必要な理論と知識が身に着くことは勿論ですが、今年度は、韓国、ソ連、ボツワナ、ロシア、日本、アイルランド、ブラジル、南アフリカ、デンマーク、エストニア、マレーシア、サウジアラビア・・・などなど。全然馴染みのない国も含めて、それぞれの国の歴史、政府の仕組み、抱える問題点を学んでいくのは、純粋に面白かったです。

Portsmouth & Portland

Hanoverから東海岸方面に2時間ほど向かうと、Portsmouthの町に着きます。

ポーツマス周辺はアウトドア以外の観光資源があります。Hampton Beachでは、米国東海岸の海で泳ぐ経験ができますし、ビーチのすぐ近くからはホエールウォッチング船も出ています。

私はAl Gauron Deep Sea Fishing and Whale Watchingという会社のツアーに参加しまして、一人40ドル、約4時間の航海中に7~8頭のクジラを結構近い距離で見ることができました。

また、ポーツマスは日露戦争講和条約の結ばれた場所で、Portsmouth Historical Society’s John Paul Jones Houseという場所に行くと、当時の外交資料を見ることができ、歴史好きにはたまらない感じになっていて、訪れる日本人のファンも多いとか。

その他にもUSS Albacore Museumという潜水艦がそのまま保存されていて内部が見れる博物館、Kitteryというだだっ広いショッピングモールもあります。Strawbery Banke Museumも有名ですが、私にはイマイチぴんと来ませんでした。

↑ USS Albacore Museumにて

 

そんな感じでポーツマスを楽しんだ後にさらに1時間、車を走らせるとMaine州Portlandに着きます。

Portlandはシーフードのメッカ。BostonやNew YorkのレストランもPortlandから取り寄せているらしく、魚食文化の日本人としては最高の町です。

そのPortlandでマストなのは、日本人が経営する水産加工場、ISF Trading。10月~4月頃に行けば生食用のメイン産塩水ウニを買うことができます(それ以外の時期はペルー産のウニが買えますが独特の風味が苦手な方もいるかもしれません)。特に旬なのが10~12月で、このシーズンのウニの美味しさは北海道にも引けを取らないもの。しかも写真のパックが20ドルとリーズナブルです。他にも様々なシーフードが入手でき基本的にどれも美味しいですが、ここで買うホタテ、もちろん刺身用は最高に甘くて美味しいです。また私たちが初めて訪れた際は、ウニをその場で割ってオス・メスの食べ比べや、アンコウの丸魚を見せてもらったりしました。ニューヨーク在住の日本人からの取り寄せの依頼もひっきりなしだとか。

シーフードの町なのでレストランも非常に充実しており、コロナ以降は閉店が続いていますがMiyakeは私がアメリカで食べた日本食では断トツのNo1(ラーメン屋の方はややアメリカナイズされている印象があります)。また、「ロブスターロールってそこまで美味しいか?」という疑問をふっ飛ばしてくれたのがLuke’s Lobster Portland Pierのロブスターロールでした。

Portlandはとにかく胃袋を空かせるのが史上命題です。Portland Museumをゆっくり鑑賞したり、街歩きしたり、フェリーで10分のPeaks Islandでサイクリングをしたり、車で30分のFreeportまで足を伸ばしてショッピングモールを楽しんだりして、過ごすといいと思います。

↑ FreeportにあるLL Beanの旗艦店には巨大な靴のモニュメント

 

さらに時間のある方はPortlandから車でさらに3時間、New England唯一の国立公園、アカーディア国立公園へ。国立公園の名に恥じないアウトドアの宝庫ですし、少し伊勢志摩を思わせるような光景に巡り合えたりもします。

↑ アカーディア国立公園内のCadillac Mountainからの朝日

 

観光Overview

以上がHanoverを中心とした観光マップの全体像となります。詳しくは各所のエントリーに記載しますが概略を。

Hanoverから車で10~20分の生活圏内だけでも、多くの、ハイキングトレック、散歩コース、景観、美術館、ゴルフコース、ゴルフ練習場などがあります。

車で30分南に向かったNew Londonには、Lake Sunapeeというキレイな州立公園があり、夏はそこで泳ぎ、冬は湖を見下ろすスキーリゾートを楽しめます。

New London から北東にさらに1時間ほど行くと、Laconia, Meredithというエリアに着きます。ここにはLake Winnipesaukeeという、さらに大きな湖があり、湖内のクルーズ、湖の周りを囲む観光列車、数々の別荘があり、ちょっとしたリゾートになっています。

さらにLaconia, Meredithから北へ1時間行くと(あるいはHanoverから1.5時間)、New England地方を代表するアウトドアリゾート、White Mountainエリアです。最優先で訪れるべきエリアです。

Vermont方面に1~1.5時間ほど行くと、Sound of Musicに縁のあるStowe、Lake Champlainを擁するオシャレ観光タウンBurlingtonがあります。

Hanoverから東海岸に向かって2時間ほどで日露戦争の講和条約で有名なポーツマス。さらに北に1時間行くとシーフードのメッカ、メーン州ポートランドに着きます。ポートランドからさらに3時間で、New England唯一の国立公園アカーディアに到着します。

マップにはありませんが、日系スーパーのあるBostonまでは車で2.5時間。NY州のリゾートでサラトガ競馬場擁するSaratoga Springsまでも2.5時間。NY州のナイアガラの滝までは7時間です。

長時間の運転が心配な方もいるかもしれませんが、どこに行くにしても道は空いていて、運転マナーもいいので、気分よくドライブできます。Bostonだけは道が狭く複雑、混んでいてかつ運転マナーも・・・であまりにストレスフルなので、私は郊外のホテルを取って中心部の運転は避けています。