Hanoverから東海岸方面に2時間ほど向かうと、Portsmouthの町に着きます。
ポーツマス周辺はアウトドア以外の観光資源があります。Hampton Beachでは、米国東海岸の海で泳ぐ経験ができますし、ビーチのすぐ近くからはホエールウォッチング船も出ています。
私はAl Gauron Deep Sea Fishing and Whale Watchingという会社のツアーに参加しまして、一人40ドル、約4時間の航海中に7~8頭のクジラを結構近い距離で見ることができました。
また、ポーツマスは日露戦争講和条約の結ばれた場所で、Portsmouth Historical Society’s John Paul Jones Houseという場所に行くと、当時の外交資料を見ることができ、歴史好きにはたまらない感じになっていて、訪れる日本人のファンも多いとか。
その他にもUSS Albacore Museumという潜水艦がそのまま保存されていて内部が見れる博物館、Kitteryというだだっ広いショッピングモールもあります。Strawbery Banke Museumも有名ですが、私にはイマイチぴんと来ませんでした。
↑ USS Albacore Museumにて
そんな感じでポーツマスを楽しんだ後にさらに1時間、車を走らせるとMaine州Portlandに着きます。
Portlandはシーフードのメッカ。BostonやNew YorkのレストランもPortlandから取り寄せているらしく、魚食文化の日本人としては最高の町です。
そのPortlandでマストなのは、日本人が経営する水産加工場、ISF Trading。10月~4月頃に行けば生食用のメイン産塩水ウニを買うことができます(それ以外の時期はペルー産のウニが買えますが独特の風味が苦手な方もいるかもしれません)。特に旬なのが10~12月で、このシーズンのウニの美味しさは北海道にも引けを取らないもの。しかも写真のパックが20ドルとリーズナブルです。他にも様々なシーフードが入手でき基本的にどれも美味しいですが、ここで買うホタテ、もちろん刺身用は最高に甘くて美味しいです。また私たちが初めて訪れた際は、ウニをその場で割ってオス・メスの食べ比べや、アンコウの丸魚を見せてもらったりしました。ニューヨーク在住の日本人からの取り寄せの依頼もひっきりなしだとか。
シーフードの町なのでレストランも非常に充実しており、コロナ以降は閉店が続いていますがMiyakeは私がアメリカで食べた日本食では断トツのNo1(ラーメン屋の方はややアメリカナイズされている印象があります)。また、「ロブスターロールってそこまで美味しいか?」という疑問をふっ飛ばしてくれたのがLuke’s Lobster Portland Pierのロブスターロールでした。
Portlandはとにかく胃袋を空かせるのが史上命題です。Portland Museumをゆっくり鑑賞したり、街歩きしたり、フェリーで10分のPeaks Islandでサイクリングをしたり、車で30分のFreeportまで足を伸ばしてショッピングモールを楽しんだりして、過ごすといいと思います。
↑ FreeportにあるLL Beanの旗艦店には巨大な靴のモニュメント
さらに時間のある方はPortlandから車でさらに3時間、New England唯一の国立公園、アカーディア国立公園へ。国立公園の名に恥じないアウトドアの宝庫ですし、少し伊勢志摩を思わせるような光景に巡り合えたりもします。
↑ アカーディア国立公園内のCadillac Mountainからの朝日