Vermontの観光情報

Dartmouth CollegeはNH州に所在しますが、そのすぐ隣はVermont州で、Vermont州内に住んでいる学生も結構多いです。そして、Vermont州もNHと同じくアウトドア天国です(ちなみに治安の良さも最高レベルです)。

Hanoverから北西に1時間半ほど行くと、バーリントンという人口4万人の町があります。ここにはLake Champlainという全米屈指の広さを誇る、キレイな湖があり、観光の中心となります。

一番のおススメは、Causeway Parkです。左右に美しい湖を眺めながらのサイクリングは最高です。自転車はバーリントンでレンタルすることができます。

Lake Champlainではクルージングも気軽に楽しむことができます。ランチクルーズ、ディナークルーズ、演奏付クルーズ、サンセットクルーズなど、色々なものが用意され、パンデミック以降は乗客数も制限しているため、逆にゆったりと楽しめるようになっています。

食べかけ飲みかけですみません・・・。

 

バーリントンの街自体も結構かわいらしく、ショッピングやグルメを楽しむこともできます。日本人としてはバーリントンのGakuラーメンはマストです。Hanoverでは食べられない、日本のラーメンが食べられます(といいつつ、写真が唐揚げですみません。でも唐揚げも美味しいです)。他にも、Lake Champlain Chocolateで美味しいチョコを食べたり、1~2泊の週末旅行にはぴったりの場所です。

一瞬ダートマス大学の図書館かな・・・と思っちゃうバーリントンの町並み

 

次に紹介したいのは、Hanoverから北北西に1時間ほどのStoweという町です。ここは、あのSound of musicのTrapp家が、アメリカへ亡命後に過ごした町で、Trapp Family Lodgeというリゾートやビール工場を興し、それが今でも続いています。

ドライブ中にSound of musicのサントラを聞けば、テンション上がること間違いなしです。”A LITTLE OF AUSTRIA…A LOT OF VERMONT”というキャッチフレーズで売り出しており、ザッハトルテをはじめとしたオーストリアスイーツ、料理も楽しめます。ここのご飯、デザートは本当に美味しいです。

運がよければ、雲海を見ることもできます。

近辺は多くのハイキングコースやサイクリングロードもあり、Trapp Family Lodge専用のコースもあります。また、プールはもちろん、テニスコートなども付いていますので、リゾートらしいゆったりとした時間を楽しむことができます。

↑Vermont最高峰のMount Mansfield。ドライブロードやロープウェーでアクセスできます。

ちなみに、冬はStoweはスキーリゾートになります。他にもVermontには泣く子も黙るKillingtonという巨大リゾートもあります。2020-2021の冬はCOVIDの影響で行けませんでしたが、来年にはNHからも行けるようになっているのではないでしょうか。

↑Killingtonで行われた独立記念日の花火大会(これは単発の写真ですが、ちゃんとたくさん花火は上がってます)

 

 

 

ソフトスキル系

1. Leadership in the Global Economy (教授: Matthew Slaughter (Dean))

DeanのMattの授業です。貿易戦争、気候変動、黒人奴隷制度への補償問題、格差の拡大というテーマに対して、5人の生徒がそれぞれ自分が選んだリーダーの視点から、5分間の議会証言をした後に、Dean, ゲスト(毎回、そのトピックの大物論客が登場しました)、他の学生(=国会議員という設定です)からの質問攻めに合うという授業です。

たとえば気候変動がテーマの際には、石炭業界の重鎮、太陽光パネルメーカーのCEO、インドの偉い人等の立場から、議会証言をしました。石炭業界の重鎮は、「石炭は特に途上国では絶対に必要なエネルギー源。雇用も生み出している。規制強化反対」と証言するわけです。太陽光パネルメーカーは「気候変動に真剣に取り組め。エネルギー構造の転換が必要だ」と。インドの方は「途上国は気候変動に取り組めない。アメリカが頑張れ」とやります。

これに対して、国会議員から「化石燃料産業をいじめると、私の地元の雇用が壊滅するんですけど」とか答えにくい質問がされて、リーダー達は時にはキッパリと、時には意識的にムニャムニャと回答する練習を積むわけです。このギミックにより、知識の習得に加えて、このムニャムニャ答弁する能力や、個人としての思想と組織代表としての意見のせめぎ合いの中で発言する能力を養うことができるわけです。

2.Power and influence (教授: Pino Audia)

いかにキャリアを形成するかのヒントとなるMini courseです。ほぼ全てがケース、しかも会社ではなく「人」に焦点を当てたケースです。主人公は、MBA取得直後の社員、投資銀行で大活躍した黒人女性、ジョブホッパー、企業での経験がないまま役員になっちゃった学者などなど。

仕事を進めたり、キャリアを形成するには、人の協力が欠かせないよね。じゃあどうやって人から協力を引き出そうか。という授業です。タイトルから、汚らしい裏取引を想像されるかもしれませんが(笑)、そういう内容ではありません。学ぶのは正々堂々とした内容。「自分が何かを成し遂げた場合に、一番損する人をきちんと説得せよ」とか、「取るに足らないことで敵を作るな」とか、当たり前だけど、授業で学んだりしなければついやっちゃいがちだよなぁ、とそういうことが、ケースを通じて学ぶことができます。学生の発言や学生同士のディスカッションが多い、かなりinteractiveな授業でした。

 

SectionとStudy Group

Tuckは1学年約280名ですが、これが約70名ずつの4Section(日本語で言うところの学級ですね)に分けられ、一緒にコア科目を履修します。Sectionはさらに5~6名のスタディグループに分けられます。

Fall AとFall B(8月下旬~12月下旬)は同じセクション、スタディグループが続きます。最もintensiveな期間を一緒に過ごすことになるので、このセクション、スタディグループがとても仲良くなります。特にスタディグループ内では、それぞれの得意分野、性格、貢献意欲、就職活動へのリソースの割きっぷりが見えてきて、時には諍いや対立が起こる等、リーダーシップ・チームマネジメントを実践することができます。

Winter term(1月初旬~3月初旬)は、セクション、スタディグループともにシャッフルされます。Fall termのセクション、スタディグループが折角居心地よくなってきたのに・・・という感はありますが、逆に言えば成長カーブが緩やかになってきたタイミングということ。新たな人間関係の中でパフォーマンスを出していく、ネットワークを広げるという意味で、実によくできたタイミングのように感じます。

Spring term(3月下旬~5月下旬)は、再度、セクション、スタディグループがリシャッフルです。ただし、今回は、First Year Projectのために自分たちで組成したチームが、そのままスタディグループになります。

2年目はエレクティブのみとなるため、セクションという概念はなくなります。が、エレクティブでも7~8割の授業でスタディグループ(3名~5名程度)を組み、課題やプレゼンに取り組むことが求められます。エレクティブでは、1年生と2年生が一緒にスタディグループを組むことも普通にあります。