Springターム

Springタームはコア科目は2科目+FYPとなります。

1.Managing Organization (教授:Stacy Blake-Beard

毎授業ケースに基づきながら、組織内のアラインメントが戦略の実行において以下に大切か、ダイバーシティが組織にどのような影響をもたらすのか等を学習します。基本的に、毎回のケースをコングルーエンスモデルと呼ばれるフレームワークを用いて分析していきます。FallタームのManaging Peopleが個人やチームをどのようにリードしていくべきかを議論するのに対して、本授業は組織をテーマにしており、WinterタームのLeadership Development Programとも併せて、一年を通じて、各人のリーダーシップを開発していきます。

 

2.Operations Management (教授:Joseph Hall

 

Asia Night 2021

こんにちは。T22のYutaです。

私がCo-ChairをやっていますAsia Business Club主催で、Asia Nightを開催しましたので、記録も兼ねて投稿したいと思います。

Asia Business Clubは、アジア系のTuck生を中心に構成されるCultural Affinityクラブになります。アジア関連のイベント(ソーシャルやリクルーティング等)を主に開催し、Tuckにおけるアジア文化の醸成や啓蒙に貢献するクラブになります。

5月は米国において、アジア・太平洋諸島系米国人文化遺産月間となっており、それに関連する様々な催しが行われる中、当クラブにもイベント開催の要請があり、アジア文化を伝えるべく、Asia Nightの開催に至りました。

本来であれば、数百人が参加するイベントなのですが、今年はコロナ対策もあり、人数やできることも非常に限られてくる中でのプランニングとなり、大変苦戦しました。実施した催しの内容は以下になります。

・食事と飲み物の配布
希望者に対して、和食・中華を中心にお弁当の提供をしたほか、日本酒・Soju・タピオカミルクティー等の飲み物も配りました。予算の大部分をつぎ込んで、大判振る舞いをしたこともあり、相応に好評だったと思います。

・K-popダンス
ダンスクラブの力を借りて、K-popをみんなで踊りました。単純に踊るだけでなく、ダンスクラブからのレッスンもついていたので、本格的なダンスを楽しむことができました。

・フィリピン人学生によるすべらない話
フィリピン生まれ、米国・英国で育ち、日本にも留学経験のあるグローバルなフィリピン人による、英語のアクセントにより生じたコミュニケーションの行き違いをテーマにしたトークショーを行いました。彼は世界中の様々な国のアクセントを相当高いレベルで模倣することが特技ですが、その国出身のクラスメイトもいる中、ややもすればセンシティブなトピックではありますが、彼の人柄とトーク力もあって、全員大爆笑の素敵な時間になりました。

・麻雀大会
中国からの留学生が各テーブルにコーチとしてつき、米国人や世界各国の留学生も参加するグローバルな麻雀大会を開催しました。MBAにくる様な人達なので、こういった戦略を要するゲームはみんな大好きで、白熱した戦いが繰り広げられました。僕も参加しましたが、皆が「ポン!ポン!」と言っていることがなんだか非日常で面白かったです。

以下の写真は当クラブのCo-Chairの面々です。真ん中の浴衣が私。後は中国や台湾出身の同級生です。

クラブのChairをやると、大変なことや面倒なことも多いのですが、こうして仲間も増えますし、クラスメイトも興味を持って色々質問してきてくれるので、ネットワークも広がっていきます。また、クラブに限らず、Student Board等でも良いと思うのですが、学校運営に関わることで、MBAのまた違った側面も見ることができますし、リーダーシップ開発の機会、学校への貢献の機会としても良いものだと感じています。

夏の帰国に際しては、花札を買ってこいとアメリカ人の友達から仰せつかったので、秋にでも花札大会でもやろうかなと思います。百人一首もやりたいと言われましたが、あれは英語でできるのだろうか・・・

MBAを取得する意義

こんにちは。T22のYutaです。

MBA生活1年目も終盤に差し掛かり、この一年を振り返りながら、MBAを取得する意義って一体何なのかを書いてみたいと思います。

MBAを取得する理由として良く聞くものは、「経営知識を体系的に学びたい」「ネットワークを広げたい」「キャリアチェンジ」といったところかなと思います。これは私自身もそう思っていますし、まさしくMBAで得られるものだと感じています。

ただ、個人的に最も大きいと感じているのは「関心の幅が広がること」と「その広がった関心を満足させるべく投入できるリソースが沢山あること」です。

MBA生活を経て、授業では沢山のことを学び、これまでとは異なってくる自身のネットワークとの関わり合いの中で多くのことを見聞きし、異なる国で生活することでこれまでとは違ったことを経験する、そんな過程の中で、今までとは比べものにならないくらい多くのことに関心を持つことになると思います。

また、関心を持つからこそ、それについて調べ、深く考えることができ、自分自身を更に磨き上げていくことができると感じています。例えば、マクロ経済を学ぶことで株価や金利の動向や企業の貿易動向に関連する新聞記事に注意がいったり、多様な国籍のクラスメイトと会話することで国際関係に関心がいったりする等。統計を学んだことで、プログラミングに目覚めるといった事象もそうだと思います。

「でもそれってMBAじゃなくて、転職したり、海外赴任したりしても同じように関心は広がるんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、それはもちろんそうだと思います。ここでMBAの利点は、上記二点目のリソースが沢山あることです。働いている時は、やはり目の前の仕事に相当に時間と労力を払うことになりますが、今は学生なので調べたり、考えたり、スキルを開発したりする時間が沢山あります。(もちろん学業は忙しいですが、そこは自分次第でバランスもとれます。)周囲には教授や優秀なクラスメイトも多く、力を貸してくれる人が沢山います。大学が提供してくれるリソースもおおいに活用できます。そして関心をもったことにトライして、失敗してもそれが許され、自分の糧にすることができる環境でもあります。

MBA生活でアカデミックに学んだことや、築いたネットワークをいつでも活用できる状態で維持することは大変ですし、実際にピンポイントでそれを活用できる機会はもしかしたら多くないかもしれませんが、関心を広げ、関心をもった事項に没頭することで身につく「学び続ける力」は自分自身に深く根付き、色んな場面で活用しつづけることができるのではないでしょうか。

最後にTuckの宣伝をしておくと、「ゼネラルマネジメントスクールであることから自分では関心を持ち得なかった科目にも取り組むことで、新たな気づきが得られること」や、「少人数制だからこそ得られる機会の多さ、周囲との関わりの深さ」といった観点から、上述のMBAの意義を精一杯感じられる場所だと思っています。